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血管シーリングシステムを導入し、より安全な手術が行えるようになりました

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手術時の動物の負担を軽減させるため、血管シーリングシステムを導入しました。

血管シーリングシステムを用いた場合のメリット
1.身体の中にできるだけ縫合糸を残さない手術が実施できること
2.安全確実な止血が可能なこと
3.縫合部から発生する術後の痛みを軽減できること
4.避妊去勢手術をはじめ、出血の多い腫瘍摘出等の軟部外科に広く対応できること

一般的な多くの手術では、血管や組織を結ぶために様々な縫合糸を用います。そのため縫合により麻酔時間が延長し、術後に縫合糸が体内に残ってしまいます。
安全性の高い縫合糸を用いますが、稀に身体が異物(縫合糸)に反応して「縫合糸反応性肉芽腫」という病気を引き起こすことがあります。術後数カ月~数年後に炎症やシコリを作り、進行すれば皮膚に穴があき排膿、出血してしまいます。
治療には、肉芽腫と異物(縫合糸)を外科的に取り除くか、長期的な投薬(ステロイドや免疫抑制剤など)が必要になります。

血管シーリングシステムはそれらのデメリットを軽減します。
電気メスと同じ原理で血管や組織を溶着、凝固します。そのため、より安全で確実な手術を、より短時間で出来るようになります。
全身麻酔の時間を短縮することができるため、避妊去勢手術だけでなく、高齢動物の手術やリスクの高い手術をする場合には大きなメリットとなります。
縫合糸を全く使わない手術は不可能ですが、従来の体の中に糸を残す方法と比較するとより安全性の高い手術が実施できます。

当院では積極的に血管シーリングシステムを用いて、動物の負担を軽減し、より安全な手術を実施することを心掛けていきます。

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